プーブロ

日々の出来事から考えたことや、ふと思いついたこと、主に、そうした頭の中の出来事が吐露されることと思います。アウトプットの場ですね。

六年目のクリスマスローズ

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感動は、突然私の視界に舞い込んだ。

なんとも可愛らしい、はかなげな淡いローズの色。

皆、恥ずかしげに下を向いている。

 

はじめまして。

やっとのことで、この世界にやってまいりました。

私たち、慣れないもので、どうも恐縮してしまいますが、これから毎年お目にかかりたいと思っておりますので、どうぞよろしくお世話してくださいまし。

 

ローズ姉妹は、照れながら微笑んだ。

なんとも愛らしい、その姿。

 

こちらこそ、ローズさん。

この六年間、私は待ちに待っておりましたよ。

最初の年は、小さな鉢に植えましたね。

こんな狭いところでは咲く花も咲かないと思い、翌年、庭の花壇に植え替えました。

それでも咲かないのは、植え替えて間もないからだと思いました。

次の年、クリスマスローズの育て方を調べて、古い葉を切り落としました。

中央からは、新しい黄緑の若葉が芽生えていました。

翌年、株は大きく成長するのだけれど、それでも花はありません。

そして次の年も。

私は、すっかり諦めて、あなた方のことを忘れてしまっていました。

そして六年目。

年を越してから、急に寒くなって、寒さに強いビオラまでもが凍えているというのに・・・

あなた方は、温かい春も待たずに、こんなに可愛い花を咲かせてくれたのですね。

けなげで、それでいて何という強さなのでしょう。

私は、感動のあまり、他の全ての何もかもが、淡いローズに塗り替えられた気分になりましたよ。

 

これから、どんな異常気象になるかは計り知れません。

ですが、大切に見守ってゆきますから、毎年必ず素敵な微笑みで私たちを和ませてくださいね。