プーブロ

日々の出来事から考えたことや、ふと思いついたこと、主に、そうした頭の中の出来事が吐露されることと思います。アウトプットの場ですね。

住宅街の細い道を歩いていた。

細いと言っても、車は通るくらいある。

あるとき私は右側を壁にして四差路を右折しようとしていた。

見通しは幾分良い。

故に、左方向から来る乗用車に容易に気付いた。

四差路に侵入してくるその乗用車のウインカーは点かない。

つまり、私と乗用車の向かおうとする方向が一致している。

先に述べたが、車は通るが細い道である。

歩行中、車が通ると立ち止まって壁に寄るような道である。

そんなわけで私は、車を先に行かせるために角で立ち止まった。

すると、乗用車の方も交差点手前で停止するのである。

私は、進行方向から自転車なり歩行者なりが来ているのかと考え確認したのだが、誰もいない。

私は、乗用車の運転手を見た。

二十代か三十代の男性である。

助手席や後部座席には誰もいないようである。

目が合ったその男性は、手を動かして、私に先に通れというような合図をした。

が、その手の示す方向は車の前を横切れと言っている。

歩行者にウインカーは無い。

故に彼は、私の立ち止まった行為を見て、それのみで進行方向を決め込んでしまったようなのだ。

私は一瞬困った顔をして見せたが、そんなので理解は困難である。

まさか運転席まで行って、窓を開けさせて、自分の進行方向を告げて、停止してもらったことへの感謝と行為に応えられない詫びを伝えて、その後の好ましい段取りを説明するのはいささか面倒である。

さて私は、やれやれと思って先に右折した。

大きな荷物を抱えていたものだから、乗用車が通り過ぎる時に立ち止まり、壁にへばりついた。

男性は、「ちぇっ」なんて言って通ったんじゃないかしら、なんて思いながら。

 

 

同じ細い道の延長である。

今日も大きな荷物を抱えていた。

この道、歩行者はぼちぼち多い。

私は、道の左端を歩いていた。

前から歩行者が来る。そんなとき、私は車道側に避けようとするのだが、その際に後方確認をする。

常識行為であるだろうが、車の運転の癖なのか、しっかり確認をする。

そこに歩行者が居て、目が合ってしまったら恥ずかしいな、といつも思うのだが。

確認は大事である。

後方から原付バイクの音が聞こえた。

これは、あまり中央に出ては危険である。

だが前からは大柄なおじさんが・・・

と、次の瞬間おじさんが少し中央側に足を進めた。

お、これは中央側に避けるつもりだな、と思った私は、逆である道の端へ多少寄った。

丁度、後方のバイクと私、そしておじさんの通るタイミングが重なる。

私は、おじさんがバイクと接触せずに安全に通れるように、極力端へ寄るように心がけた。左側の住宅の庭木が、道へはみ出している枝にぶつからないように。

細心の注意を払い、少しかがんでそれをかわした。

かがむ私、堂々と歩くおじさん、無遠慮に同じ速度で走るバイクが一直線に並び、そして別々に去って行った。