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プーブロ

日々の出来事から考えたことや、ふと思いついたこと、主に、そうした頭の中の出来事が吐露されることと思います。アウトプットの場ですね。

いわて、最期の日の記録―虫の知らせ―

当日、ちょっと不思議なことがありました。

いわての寝床は階段の下、廊下の一角に作ってありました。

その、硝子戸ごしの部屋を、私は暫く着替えの部屋として使用していました。

その日も寝巻きから服に着替えるべく、その部屋に入ったわけです。

すると、幾つか置いてあるタンスのひとつの辺りからカサコソと音が聞こえるんです。

やだー、何か虫がいると思った私は父を呼び、様子を見てほしいと頼みました。

もちろん、父にもその音は聞こえ、オオクワか、なんて言いました。

そう言えば、オオクワが動く時の音にそっくりです。

父は、その周辺にある物をひとつづつ手に取り、それを取り除いても音がするなら「これではない。」と言いました。

そして、ある小さい棚を移動させた際に、カサコソと音がし、その棚を退けた後音が止んだため、これだと結論づけて去ってしまいました。

何かが分かったわけではないので不安ではあるのですが、仕方なくそこで着替えようとしました。

ところが、暫くしてやはりカサコソ言うんです。

また父を呼び、音を聞かせ、まだいろことを主張しました。

父は、タンスの裏だと言い、隣の部屋に移動し、タンスの背側に面した部屋に行き、勢い良くそのガラス扉を開きました。

「何も無いで。」父はそう言うのですが、その瞬間からカサコソが消えたのです。

良かったと思い、着替えて用事をしていました。

そしてまた、暫くした頃に、いわてが立ち上がって、その後、死んでいったんです。

それ以降、もちろんカサコソは聞きません。

この、タイミングがね、ピッタリなもんだから勝手に関係性をこじつけたくなっちゃいます。

実際は何も分からないのですが。

お迎えなのか、こういうのを虫の知らせと言うのか。