プーブロ

日々の出来事から考えたことや、ふと思いついたこと、主に、そうした頭の中の出来事が吐露されることと思います。アウトプットの場ですね。

柿騒動 其の一

我が家には柿の木があって、そいつは今年は不作なのだが。

我が家と祖母の姉妹の管理下にある近所の空き家の方の柿の木五本が豊作になった。

数日前に、父と父の友人が八割がたの柿を収穫した。

その数およそ二千個。

もしかしたら三千個。

この柿たちがまず、第一の柿騒動を引き起こすことになる。

 

あまりにも豊作の柿たちは、当然我が家のみで消費できるわけがなく

近所や知人に配るわけだが、これが問題となる。

柿の木は近年のものではなく、もちろん八年以上、もっと昔から実を付けて私たちを楽しませてくれていた。

空き家に住人がおり、その住人や祖母姉妹が若く動けた時分の話を祖母の妹は語る。

 

「私らが気に上ってな、みんなで村前部に配っててん。」

それを私に言ってきたのは、どうやらそれを私の父にやってほしいということらしかった。

収穫してから、数日経った日のことだった。

父は、自分が世話になっているところは配るが

自分がほとんど関わらない人には当然配らない。

祖母の妹は、昔の記憶があるものだから、自分が配りたいが体力的に無理な件数を賄えていない部分がはがゆいようであった。

 

私は

「(祖父没後の事務手続き等で)最近ばたばた忙しいみたいやしね。」とか

「ちょっと疲れてるみたいやしね。」とか言ってみたりはした。

また

「袋に準備して、配ってほしいリスト書いて渡せば配ってくれると思うよ。」という提案もしてみた。

さすがにそうした準備は、祖母の妹も面倒な様子で

「あぁ・・・」と分かったような分からないような返事をした。

最終的に

「○○○さんとこだけ、持ってったってほしいねん。」大きな妥協でその場は閉じた。

 

また別の日、祖母は△△さんとこ持ってったったかな、と言う。

実はこれは毎日のことで、祖母もまた、多くの人に配ってほしいという願望があった。

たとえ既に持っていったところでも、翌日になればまた「持ってったって。」と言うのである。

祖母の言い分は「好きな人はいくらでも欲しいから。」である。

 

父は、来年は実がならんように切ってしまうと言っている。

私も賛成である。

ついでに叔母も、そうすれないいと言っていた。

 

柿でこんなにもめるのだから

宝くじなんか当たったら破滅するかも。