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プーブロ

日々の出来事から考えたことや、ふと思いついたこと、主に、そうした頭の中の出来事が吐露されることと思います。アウトプットの場ですね。

祖父の在宅介護記録⑬ 10月20日(月)

尿路カテーテルの件が一件落着し、今日も大変だったと安堵したのも束の間。

今度はトリロジーに問題が生じました。

人工呼吸器です。

「回路外れ」アラームが何度も鳴り、吸気量がかなり低いのです。

もちろんそれに付随して「分時吸気量下限」アラームも鳴ります。

急いで回路チェック。

どこも外れていない。

祖父チェック。

寝てはいるが、大きく口を開けて酸素を取り込もうとしている様子。

パルスチェック。

99%

祖父はなんとか耐えてくれているが、一刻を争う。

電話しなくっちゃ。

時間外なので、24時間対応の緊急時連絡番号にかけてみた。

電話口の方に事情を説明すると、いちど回路を交換してみてくださいと言われた。

「この電話は24時間繋がりますから、交換してみて、もう一度かけてくれますか。」

ところが・・・私が回路交換すべく、部品を準備している間に・・・

あれ、吸気量増えてきた。

あれ、大丈夫かも。

24時間電話の先ほどの人に電話し、その旨を伝えた。

電話口のその人は、恐らくは体勢なんかの具合で収まったのだと思うと言われ、とりあえず安堵しました。

その後、担当の方から電話をいただき、経過を伝えていたのですが・・・

「どうやら直ったみたい・・・じゃないみたいです・・・あ、また吸気量減ってます!」

アラームも復活し、祖父も遠いところに行くような表情になっていました。

「では、今から確認していってもらいたいんですけど、片手に電話、もう一方の手で回路を辿ってくれますか?」

「はい。」

「まず、フィルターがありますね。そこから・・・・そして・・・次に・・・。」

「問題ないですね。そしたら画面を見てくれますか?」

「はい。」

そんなやりとりが続き、祖父の状態も観察しながら窮地におりました。

ただ、担当の方は常に私が冷静になれるように落ち着いた言葉で順序良く話されました。

そのおかげで私は落ち着いて作業できていたのだと思います。

「あの、一度回路交換してみていいですか?」

「そしたら、この電話はこのまま切らずに置いて、私ここにいますから、ゆっくりでいいんでやってみてください。」

これが私にはありがたかったです。

父は、一度切ったらええんちゃう?なんて言いましたが無視して充電コードを繋げました。

すぐに質問や報告をできる体制を保ってくれたわけです。

 

回路交換。

以前練習で、叔母と一緒に一度だけやりました。

それから2週間弱。

今ある実際に使っている回路が見本です、とおっしゃった言葉が記憶にあり、その通りに組み立てました。

恐らくはこんなの誰ででも出来る、簡単な組み立てです。

ですが、これによって生命がかかっているという部分が緊張を呼ぶんですね。

父にはパルスと表情なんかを観察してもらいながら、ひとつひとつ慎重に組み立てました。

「あの、いちばん長い回路の袋に入っている小さい袋の使わない部品は2つですか?」

不安なことはすぐ質問。

「いえ、1つです。」

明快な解答。ああだこうだ言うのではなく、質問に対する答えのみ簡潔に答えてくれる。

「キャップの付いた部品が不要ですか?」

「そうです。」

えーと、これがこうで、こっちがこうで・・・

ひとつひとつ慎重に組み立てる。

ゆっくりでいいですからって言ってもらったのが、私には安心できた。

「あの、全部くみたててみましたので交換してみます。」

私は電話口に報告した。

「はい。」

簡潔に返事が来る。

進めて、交換しても良かったのですが、なんとなく報告したかった。

報告して、了解をもらうと安堵した。

私は、まずアラーム消音ボタンを押してた。

フィルターを外して新しいものと交換し、次にカニューレ部を外して交換した。

スマホを取り、「交換しました。」と報告した。

「えっと、加湿器の水は入れていませんが、とりあえず新しいものに交換しました。」

「あ、吸気量増えてます。リークも・・・減ってるみたいです。あ、いけてます!」

画面が、普段の表示に戻っていました。

吸気量も400を超えました。

ようやく、ほっとできました。

「また何かあれば、コールセンターにかけてください。」

 

やはりこういう医療に関することは24時間365日対応する電話があるってことがとても重要だし有難いです。

ナースもドクターも「何かあればいつでも電話してください。」と言ってくれる。

そして周辺機器関連業者も。

改めて、このチーム支援のそれぞれのすばらしさを実感いたしました。

それからこの、電話口の、冷静でかつ頼れる感じの、まるで心理職のようなお兄さん、マニュアルがきっちりあるのだと思いますが、惚れそうなくらい頼もしいです。

 

とにかく毎日何かある。

祖父は私に色んな体験をさせてくれます。