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プーブロ

日々の出来事から考えたことや、ふと思いついたこと、主に、そうした頭の中の出来事が吐露されることと思います。アウトプットの場ですね。

祖父の在宅介護記録⑫ 10月20日(月)

アイス枕のおかげで徐々に熱は下がり、朝には平熱になっていました。

パルスは相変わらず反応にぶいですが、蒲団の中で手を温めたら反応良くなります。

およそ97~99なので正常。

まずは一安心と思いきや・・・

次々に問題は出てくるものですね。

 

今日は尿道留置カテーテル交換の日なのですが、看護師さんが「入らない」とおっしゃるのです。

午後、忙しい合間を見て来てくださった往診ドクターがやってもでも入らず。

泌尿器科に相談しようと思ったのですが・・・休憩の時間帯。

電話はもちろん繋がらないし、直接行っても真っ暗。

仕方なく、午後診まで待つことにしました。

 

往診ドクターが来られたとき、手技を拝見していたのですが、いやぁ痛々しい。

祖父の顔はひきつり、手は抵抗を示し、声掛けしてなんとか我慢してもらいました。

尿路からは血が滲み、セッシでカテーテルを無理やり差し込むので、そりゃ痛いですよね。

もう途中から見ていられませんでした。

ただ、こういうのは仕方ない部分だと思います。

往診ドクターは内科医で、それでいて全てを診てくださっているわけですから。

無理かもしれないかも、と思うことでも対応してくださるわけですよ。

しかも今日はスケジュールいっぱいのところ臨時できていただいたわけです。

恐らくは昼休憩など無く、ランチもとられていないんじゃないかと思います。

 

さて泌尿器科ですが、祖父が入院する以前は定期的に通院し、月に1回カテーテル交換していただいていた近所の馴染みのクリニックです。

数えたら、祖父が尿器にカテーテル挿入を始めてから8年。

色んなトラブルがあってもおかしくないわけです。

 

16時頃に試しに行ってみましたが、やはりまだ誰もおらず真っ暗。

16時半を過ぎ、再度行ってみますと・・・中は明るく、患者もおられました。

受付の顔なじみのきさくな看護師に事情を説明すると、「先生に直接話されますか?」と言われました。

「他の患者さんもいますから2番目ですけど。」

午後診は17時からですが、16時45分頃から始まりました。

診察室に入り、ドクターにお願いしてみました。

こちらも気さくなドクターで、快く了解してくださいました。

私の家の場所も、毎日前を通って通勤されているという看護師が知っていましたし、本当にありがたいと思いました。

在宅介護応援チームのメンバーが増えたと思いました。

 

診察が終わって暗い中、おなかもすかせてお疲れでしょうに、私服に着替えたドクターが我が家まで来てくださいました。

「いろんなことを想定して色々持っていく」と先におっしゃっていたドクターは、はじめ通常通りのカテーテルで挑戦し、抵抗があるのを確認しました。

「あぁここやな。」

次に出てきたのは金属の棒です。

それを尿道へ差し込みました。

祖父は痛がる表情無く、奥まで入っていったんです。

「詰まりを貫通させたわけですか?」私はてっきり詰まってしまっているものだと思っていましたので、そう尋ねたのですが。

「詰まってへんよ、最初、管入ってたやろ?」そう言われてみればそうだ。

「本来の道と、違う方向に当たるクセがついてもうてるねん。」・・・はぁ。

「それをこれで修正するんや。」・・・はぁ。

えーそうなんだ!って感じです。

つまりは、抵抗のある場所をいくら突いても痛いばかりで意味が無いわけだ。

で、その金属を抜いた後、再度カテーテルを挿入したのですが・・・

「これでえも無理か。」

また鞄を探りました。

ドクターの鞄はどらえもんポケットみたい。

「色んな修羅場を超えてきてるからね。入らないこともあるし。」

そう言って取り出したのは金属の棒とカテーテルが一体になったもの。

なるほど。

それによって祖父の尿路は確保されました。

無事に管の先から尿が出て、一安心です。

 

近所で良かった。

休日じゃなくて良かった。

きさくなドクターで良かった。

地域って大事だなって、改めて思った次第です。