読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

プーブロ

日々の出来事から考えたことや、ふと思いついたこと、主に、そうした頭の中の出来事が吐露されることと思います。アウトプットの場ですね。

祖父の在宅介護記録⑤ 10月12日(日)

朝の風が涼しく気持ち良い。

日曜も祝日も毎日来てくれるナースが有難い。

しかも、やることが多いため毎日2人で来られる。

今日なんて散髪までして頂いた。

以前、まだ歩ける頃にお世話になっていたときに、不定期的に丸坊主にしていたことを覚えてくださっており、長い入院中に無造作に伸びた髪を、整えてくださったわけだ。

普通、理容に行って丸坊主にしたら3000円かかることを、優しい看護師さんが丁寧にやってくれた。

祖父は、声は出せないが、気持ちよさげに寝入っていた。

 

そういえば、帰宅してから祖父は、介護に不慣れな私の手技に対してどう考えているのだろうか。

恐らくは、祖父が喋れていたら、私はうっとおしいと思ったかもしれない。

 

二日目のこと、祖父は私の処置に対して拒否的態度を示した。

指にパルスオキシメーターを付けることを嫌がり、口からの吸引を嫌がった。

私は、不慣れな手技の苛立ちを感じていたし、もしかしたら祖父もそうだったのかもしれない。

口からの吸引は痛いから嫌なん?と問うと頷いた。

そのことをナースに相談していたのだが、嗚咽反射があるから嫌がるのは普通だから、鼻からの吸引方法も教えておきますね、となぐさめてくれた。

だが、そのまた翌日、その必要性は消失していた。

祖父の方から吸引をせがむように大きく口を開いてきた。

痰がたまるのが、私の吸引手技よりも苦痛だということなのだろう。

私なりに、頑張ってみた。

この日祖父は処置に協力的だった。

前日とは極端に異なっていた。

・・・実は、祖父が変わったのは私の変化によるものだと後に気がついた。

その日私は、とても優しい声かけをしていた。

前日は苛立った感情が声かけにも反映されており、少し慣れた翌日の私は優しさのある声かけに変化していたのだ。

それによって祖父も変化しているようだった。

 

さて今日は、痰が多い。

いや、私の手技が上達したから沢山吸引できるようになったのかもしれないが。

または他の条件によるのかもしれないが。

特に、口からの吸引で多くとれるようになった。

吸引の度に祖父は苦しい顔をするが、私は手技の上達を痰の量に見ることができ、満足していた。

 

昨日のナースの話によれば、来週の連休明けにケアマネさんとヘルパーさんが来られ、入浴実現に向けての調整を行うということである。

いやぁこんなに早く実行してくれようとしているところに感激する。

まぁいつどうなるか分からないから、なるべく早くという思いもあるかもしれないが、こうやって行動してくれるところが嬉しい。

皆、祖父の望みをひとつずつ適えようとしてくれている。

大変なことも、連携によって確実になっていく。

こういう、連携がうまくいくことっていうのがとても嬉しい。

今日は叔母が来てくれているので、私は楽をしている。

晩御飯を作らなくて良いということは、かなり幸福である。

ワンコはゴロゴロとゴロついてかわいいし。

祖父も変化なく寝ている。

ただ、カニューレ部の酸素の漏れが気になる。

切開部分が徐々に広がって、栄養状態が悪いため、これはなかなか治癒しない。

人工呼吸器の、リークが上がる。

そうなると分時換気量下限のアラームが鳴る。

パルスは99付近を示しているから大丈夫ではあっても、アラームは気になる。漏れ部分にガーゼを詰める程度しか処置の仕様が無い。

 

今後、このような状況が続き、処置をするのはいいが、帰宅して安堵するのではなく、風呂も含めてこれからも本人の望みを聞き続けて実行していくこともQOL向上に必要だろう。

まずは風呂かもしれないが、苦痛を取り除く手法のひとつにポジティブな事象に気を向けることも重要である。

そうしたことを進んで実行していきたい。