プーブロ

日々の出来事から考えたことや、ふと思いついたこと、主に、そうした頭の中の出来事が吐露されることと思います。アウトプットの場ですね。

忘れちゃいけない分化強化

昨日記載した父の困りに関する「消去」による祖母の部屋覗き行動低減ですが、行動介入において消去を使用する場合の決まりごとを書いておりませんでしたので、今回つづき、ということで書いておきます。

 

自閉ッ子にしても認知症にしても、問題行動を低減または消失させる行動介入には消去を使用しますが、本人にとってみれば、これまで行っていた行動を出来なくなるということは、これまで行っていた行動によって得られていた目的を得ることが出来ないということです。

つまり、本人にとっては不本意な結果になるわけです。

不本意なことばかりだと嫌悪感を抱きます。ストレスが溜まります。

標的行動が減少したとしても、他の問題が起こる可能性があるわけです。

これではせっかくの行動療法が療法ではなくなってしまいます。

療法というからには、互いにWIN-WINの関係にならなければなりません。

そこで分化強化です。

 

消去を行う際、元々標的行動を行うことによって得られていたものを、問題行動ではない正しい行動をした際に、または問題行動をしなかった場合に得られるようにするのです。

 

今回の場合、父の部屋を覗いたら得られていた声かけや誘導といった「関わり」を、父の部屋を覗いていないときに得られる体験が必要になります。

更に今回は、夜中に覗くことが父にとっての困りだったので、夜中以外に関わりを持つことになるわけですが・・・

ここがややこしいところで、祖母の徘徊は、祖母の妄想によって生じているわけです。

その妄想は夜中に見るので、その際に関わることと日中関わることの意味が異なってくるわけです。

つまり、祖母にとっては、夜中ノックされた(妄想)ときに困り感を持って、関わりを求めているわけですから、その関わり以外で祖母の困りを取り去る方法が必要になってきます。

 

まぁその辺はさておき、誤学習の改善には分化強化が大切ってことを記載しておきます。

間違った行動 → 無反応(消去)

正しい行動 → 応答(強化)