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プーブロ

日々の出来事から考えたことや、ふと思いついたこと、主に、そうした頭の中の出来事が吐露されることと思います。アウトプットの場ですね。

『ジョゼと虎と魚たち』を観ました。

うち、Jcomのオンデマンド見られるんです。

そして一昨日、数ある映画の中からこれを視聴しました。

好きですね、こういうの。

とても好きなので、二日経った今もまだ余韻が残っています。

田辺聖子さんの原作が読みたくなってます。

原作は短編らしいんですけどね。

 

足が不自由で歩けない女の子と大学生の恋物語

舞台が大阪だけに、親近感持ちます。

思い出の断片として、物語があります。

人生の中の、ほんの数か月のことだけど

若い頃の冒険に似た出来事の数々は

その時間以上の重みがあり

自分の中の大切な思い出として

いつまでもいつまでも心の奥にある宝物。

 

若い頃は、分からないことが多くて

そのため失敗も多い。

何を選択すれば良いのか迷ったり。

自分の感情に戸惑ったり。

目の前に見えている世界と

その奥にある見えないもの。

単に今の感情だけで良しと思って選択しても

後になってその重要さ、責任に耐え切れず逃げてしまいたくなる。

 

感情で行動してしまう甲斐性の無い大学生と

孤独に慣れてしまった女の子。

 

最後は結局別れてしまって

もう会うことも無いんだろうけど

勝手な想像ですが・・・

ジョゼは幼馴染のヤンキーっぽいお兄ちゃんが「仕方ねえな」とか言って一緒に住みそうな気が。

恒夫は、樹里とも別れて、何度かそんな軽い恋愛を繰り返すような気がする。

 

恒夫が忘れられないのは

ジョゼにとっての男は自分だけだと思っているからじゃないかとも思う。

なんとかしてあげたいと思って

なんとかしたら彼女の反応はこれまでの他の女には無いピュアなものだった。

自己有用感が最大に感じられる女の子だという部分が嬉しかったんだね。

それが・・・

数か月で慣れてしまったのかな。

飽和ってやつですね。

ジョゼは知ってたんだよね。

コイツはそんなヤツだって。

それでも良かった。

それでも、その少しの間でも幸福を感じたかったんだ。

切ない。

 

でも、人間なんてそんなもんだと思う。

曖昧な感情をカテゴリーすることはない。

恋心か、好奇心か、親切心か、そんなのはどれでもいいの。

 

ジョゼはその後、かなり寂しいと思うし

どういうモチベーションで生きていくかを再検討する必要があるだろうけど

人間は死に向かって生きていかねばならないわけだから

私はジョゼを応援する。

 

恒夫の人生は・・・その後はなんだか単調なイメージしか持てなくて

だから興味無いんだけど。

私は個人的にはこういう男は嫌だなぁ。