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プーブロ

日々の出来事から考えたことや、ふと思いついたこと、主に、そうした頭の中の出来事が吐露されることと思います。アウトプットの場ですね。

大阪大学 堂目卓生教授 『経済学と人間学』

さて今回は少し趣が違いますが『経済学と人間学』なる授業を受けてきましたよ。

普段は、福祉・心理・教育なんかの分野に浸っているために、少し離れたイメージかもしれませんが、経済学って、おもいっきり心理学だと私は思うわけです。

人が、色んなことを踏まえてどう思うかによって行動が変化し、そして経済がまわっているわけですから。

先生も冒頭で、哲学・倫理学・心理学・脳科学・動物行動学なんかと深いかかわりがあるとおっしゃっていました。

で、今回は、有名な世界の経済学者の理論を学び、堂目先生の考えを学び、自分はどう考えるか、という流れで進みました。

結構な量を学んだので、ここでは断片的に紹介いたします。

 

まずはアダム・スミスの『道徳感情論』では、人は他人の感受作用行為に興味し、同感を快に感じるのだとか。

その同感つまりは是認出来るかどうかは、胸中の公平な観察者(もう一人の私)が決めるのだと。

スミスの幸福論は、平成と享楽にあるのだそうです。

経済成長の目的は、最低水準以下の人々の収入を増やし、最低水準に満たすことだそうです。

さて、ここまででも色々と考えさせられますね。

なるほどと思ったり、そうかぁ?と首をひねったり。

こういうのが、どんどん続くのです。

次はアダム・スミスの『国富論

植民地大国イギリスに対して危機を抱いていたスミスが、政府に対し、植民地貿易の独占の結果は損失であるから、早く手放した方が良いという忠告なのだそうで。

その後結局、アメリカを手放すのだけど、スミスの予言通りアメリカが成長して経済的に脅かされることになるのだね。

なんだろう、経済学者って、観察力と思考力に長けた人なのかな。

次はフランス人トゥクビル。

アメリカを見てきて、アメリカのデモクラシーを執筆する。

民主主義は個人主義を生み、個人主義は利己主義に発展するらしい。

分散されていた権力は中央に集中し、ともすれば独裁制に移行する可能性を孕む。

その防止策として、結社・新聞・司法などが必要だと。

イギリス人ケインズは、原因を見て論理と経験値により合理的に推察するが、結果に行きつくまでには不確実性のベールに覆われているため、高次元にわたる推察をする人もいると。

日本に来たこともあるロールズは、正義とは、誰に何を与えるのが正しいか、ということだと言った。

実は来日の目的は、軍人として戦後広島の状況確認に来たのである。

その悲惨な状況を目の当たりににして、後に道徳的悪行だと述べている。

先生が絶賛していたロールズのアイデアが、無知のヴェールなのですが、これは何か制度や法律を決める際に、私たちは自己の属す処遇を踏まえて判断するため、真に正義ではない判断をする。それを防止するために、生まれる前を仮定して、自分がどういう状態で生まれるか分からないとして考えるのだと。

 

さて、とても断片的すぎて何が何やらになってしまいました。

とても興味深く、良い学びになったのですが、感想文には批判的なことも書いてしまいました。

批判というか、私はそうは思わないっていうことですけど。